庭の土に穴がいっぱいあいてるんだけど何だろう?
それは『アナバチ』かもしれないわね!
地面にいっぱい謎の穴!アナバチとは?活動時期と習性
アナバチの仲間は、木や地面に掘った穴をそのまま巣として使っています。
地面に3~4個の穴が開いていて、そこから黒っぽい虫が出入りしているときはアナバチが巣を作っている可能性大。
おもに昆虫やクモを狩ります。
活動時期は、暑い時期(8月ごろ)。
バッタに麻酔をかけて巣に運び、たまごを産み、あなを閉じます。
そして幼虫はバッタを食べて成長し、飛び立っていきます。
アナバチの生態はドロバチと似ており、単独行動をする攻撃性の低いハチです。
アナバチは日本でも200種類以上が確認されていて、ジガバチなども同じような習性があります。
アナバチ 巣の特徴
アナバチは、いくつか土を掘って巣にします。
本物の巣穴のほかに、写真のように両側に1~2こダミーの穴を作る習性があるんです。
だから穴がいっぱいあいてるんだね。
アナバチは駆除したほうがイイ?
実は、ありがたい害のない虫(益虫)なんです。ガの幼虫やバッタを捕まえるため、畑や家庭菜園で葉っぱを食べられてしまうお家には、良い働きをしてくれるんですよ。
アナバチは危険性の低い蜂なので、巣を見つけても放置しておけば冬にはいなくなります。
花の蜜を吸っているので、人にとっては『害虫』ではありません。
ただ、万が一刺されるとかなり痛いので注意です。
強い毒はないけれど、アレルギーによるアナフィラキシーショックにも注意が必要。
アナバチを駆除する方法
どうしても気になるというときは、殺虫剤を使って自分で駆除するという方法もあります。
ハチが巣にもどる夕方ごろ、巣穴に直接殺虫スプレーをかければOK。(キンチョールやアースジェットも可)
アナバチを退治したことによってほかの害虫の被害が出る場合もあるので、よほど邪魔だったりしなければ旅立つのを待って害虫を退治してもらったほうが良いと思います。
アナバチの巣は、こわしてもすぐ作り直してしまいます。
根気よくこわして、『安全ではない場所』だとあきらめて別の場所へうつってくれるのを待ちましょう。
謎の穴!黒い飛ぶ虫アナバチ 生態まとめ
見た目や音はイヤな感じですが、特に害のないアナバチ。
出来れば早くいなくなってほしいですが、自分で駆除することが心配な場合は、プロに頼みましょう。