オオズワイガニは、近年、異常大量発生によって激安で手に入るカニとして注目されています。
しかし、「大ズワイガニ」と「ズワイガニ」は別のカニです。何がちがうのか??
カニ好きにはおいしければあまり関係ないので実際に食べてみました!
オオズワイガニとズワイガニの違いは?
オオズワイガニ | ズワイガニ | |
生息地 | 浅瀬 | 水深200~400mほどの泥の海底 |
口の形 | M字 | 平たい |
生の状態の色 | 濃い茶色 | うすい茶色 |
ボイル後の色 | 赤色 | オレンジ色 |
またオオズワイガニのほうが、甲羅が大きく足が太く短いのが特徴です。
【オオズワイガニ味はまずいの?ズワイガニより安い理由】
- 小さいものが多い
- 身がやわらかく、水っぽい
- スカスカな身のものがある
・小さいものが多い
『オオズワイガニ』という名前なのになぜ?笑
厄介もの扱いのオオズワイガニは、成長途中で漁獲されることが多いです。
サイズが小さく、身も少ないことが多いためスーパーなどで安価に販売されているんですね。
しかし、身のつまったオオズワイガニも売っています。
・身がやわらかく、水っぽい
北海道産のオオズワイガニは、身が甘く、しっかりカニを味わえるのが特徴ですが、ロシア産のオオズワイガニは、味が薄く、水っぽく感じる場合があります。購入する際は、産地もチェックすると良いです。
・スカスカな身のものがある
成長途中で漁獲されることで、まだ十分に身が詰まっていないまま激安で販売される事がスカスカの原因です。
よってズワイガニよりも満足感が得られないと言うのが『まずい』といわれるひとつです。
【オオズワイガニ 実際に食べてみたが・・・】
スーパーで2杯398円で購入!安い~!
あんまり美味しくないの?と思いきや、
食べてみるとズワイとあまり変わらずカニの味!美味しい!
ちょっと水っぽいといわれれば水っぽいかな?くらいです。
もっと買えばよかった。
【オオズワイガニを美味しく調理!食べ方は?】
・茹でて食べるポイント『塩加減と甲羅を下向きにして茹でること』
シンプルに茹でて食べる場合、塩加減が重要です。(水1リットルに食塩大さじ2杯)
真水で茹でると旨味が外に逃げてしまうので必ず塩を入れましょう。
また、カニ味噌が出ていかないよう甲羅を下にして入れ、再沸騰から15〜20分ほど茹でます。
・大きな鍋不要!『フライパンで蒸す』
フライパンにクッキングシートを敷き、その上に甲羅を下にしてカニを並べます。
フライパンとクッキングシートの間に水を入れ、蓋をして火にかけます。
沸騰してから15分程度蒸したら完成!
蒸す場合はカニの味付けは不要なので茹でるより楽チンです。
・鍋で食べるポイント『生カニで!だし汁や調味料を工夫する』
オオズワイガニを鍋にする場合、生もしくは生冷凍を使うとカニのおいしい出汁が出ます。満足感が増しますよ!
・身を楽しみながら食べるポイント『かに玉やパスタ』
身が小さくても、ほぐして使えば気になりません。
ぜひ多めに買って、贅沢感を味わいましょう♪
【オオズワイガニ 大量発生はいつまで?】
1980年にも一度オオズワイガニが大量発生したことがあったそうですが、その際は約1年でいなくなったそうです。
今回もすぐいなくなるかもしれませんし、しばらくこの状況は続くかもしれません。
漁師さんには嫌われものですが、安く購入できるならカニ好き消費者にはうれしいですよね♪
見かけたらお腹いっぱいにカニを食べられる機会だと思ってぜひ食べてみてください!